「エンデの遺言」から学ぶ

 昨年末、「改めて「お金」という権力について考えてみる。」と「もう少し「お金」について考えてみる。 」でお金について権力的な側面から自分なりの考えを纏めさせて頂いたが、正月休みに「エンデの遺言」を読む機会があり改めて「お金」現在の金融システムが抱える矛盾について思いを新たにすることが出来た。
 エンデ曰く
  「どう考えてもおかしいのは資本主義体制下の金融システムではないでしょうか。人間が生きていくことのすべて、つまり個人の価値観から世界像まで、経済活動と結びつかないものはありません。問題の根源はお金にあるのです。」

 お金の問題性を考える上で重要な点は、本に掲載されていた下記のグラフだと思うのです。 自然界にあるものは、自ずと成長の限界がありグラフの自然数的な成長曲線を取るのに対してお金は金利が付くことに拠って指数関数的な成長曲線を描くことです。 自然の法則と根本的な矛盾があるということです。

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 もう一つのグラフ、利率によって複利的な成長のがどうなるか、利率が上がれば上がるほど指数関数的な成長曲線を描きますがその様な状態が常に続くことはありえないということです。
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 現実的な世界はすぐに成長の限界に突き当たるということです。 人間が一度に食べられる量には限界があります。 食べ過ぎれは病気を併発するだけです。

 本来の役割を変えた貨幣は「利が利を生むことを持って至上とするマネー」となった。

 現在の資本主義は過剰生産・過剰消費を常にあおり続ける矛盾を抱えています。 自由市場絶対主義的な金融政策がそのお金が商品化されることによってその矛盾が一気に噴出したのがサブプライムに代表される問題だと思います。 過剰なお金が常にバブルを引き起こし崩壊する危険性を常に孕んでいるのが現在の経済システムであることを明確に警告してくれたのがエンでの遺言だと思うのです。


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