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以前、本当に石油は不足しているのだろうか?で石油価格高騰の裏側で価格操作等されている可能性について書かせて頂いたが、 田中宇さんのメルマガでこの石油高騰についての裏での価格操作等の可能性が書かれていたので一部抜粋して引用させて頂きます。 ・ピークオイル説 ・中国等の新興国での需要の増大 等もっともらしい説明がなされているが、本当なのか疑問に感じていました。 -----(引用開始)------------------------------------------------------------------- 石油高騰の謎 2008年5月14日 田中 宇 アメリカ連邦議会上院で、原油市場に対する投機資金の規制を強化する「石油取引透明化法」(Oil Trading Transparency Act)が検討されている。法案は、2人の民主党議員が提案している。 国際石油価格は、アメリカの代表的な原油であるウェスト・テキサス・インターミディエイト原油(WTI)の石油先物の価格で決まる。 WTIの先物は、ニューヨーク商品取引所(NYMEX)に上場しているが、同じ先物商品は、ロンドンにあるICE(Intercontinental Exchange)という企業が運営するネット上の先物取引市場でも取り引きされており、アメリカのヘッジファンドや投資銀行は最近、ニューヨークのNYMEXだけでなく、ロンドンのICEを通じて、さかんにWTI先物を買い、原油価格を高騰させている。 −−−−−− この問題を指摘した石油・地政学専門家のウィリアム・エングダールによると、現在の国際原油価格 のうち最大で60%が、投機筋によるつり上げ効果によるものだという。 −−−−−− エングダールの分析が正しいとしたら、現在1バレル120ドルを超えているWTIの価格は、投機 を排除すれば、50ドル程度まで下がりうることになる。 −−−−−− 米大手投資銀行のゴールドマンサックスは最近、原油価格は今後2年以内に1バレル200ドルまで上がるかもしれないとの予測を発表した。同銀行は3年前、原油が100ドルになる現状を正確に予測していたことで知られ、今回の200ドル説も重視されている。しかし、原油価格がWTI先物の投機によってつり上げられ、ゴールドマンが投機筋の親玉の一人であると考えるなら、自作自演の高騰なのだから、予測が当たるのは当然だ。(関連記事) −−−−−− 供給者と消費者がそれぞれ無数にいる中で投機が行われれば、確かに時間が経つと価格の下落が起きる。しかし、石油の場合、供給者は産油国に限定されている。しかも、国際石油業界では、従来はエクソン、シェル、BPといった米英の石油会社(セブンシスターズ)が強かったが、今では米英の会社が持つ油田の総埋蔵量は、世界の全埋蔵量の10%を切っている。残りは、サウジアラビア、イラン、イラク、クウェート、マレーシアといったイスラム諸国、ベネズエラ、メキシコ、ブラジルなど中南米諸国や、ロシア、中央アジア諸国などの国有石油会社が持っている。 −−−−−− 最近では、中国やインド、ロシアなどの石油会社が、アフリカの産油国に対し、資金援助やインフラ整備などを行う代わりに石油開発の権利を取得している。アフリカ諸国にとっては、従来の欧米からの支援に比べ、人権や民主化についてうるさく言われないので、喜んで中国やインドやロシアの石油会社に利権を与え、欧米勢を追い出している。この政治メカニズムで取り引きされる石油の価格は、WTI相場よりはるかに安いはずである。 −−−−−− WTIの「国際石油価格」は1バレル100ドル以上だが、世界の毎日の石油売買のうち、どの程度の割合がこの高値で取り引きされているかは不明だ。アラブの産油国は昔から、イスラム諸国や非同盟の開発途上国に対し、安値で石油を売る傾向があった。OPECは1960年に設立された時から、発展途上国に安く石油を売ることが目的の一つだった。 −−−−−− 中東のヨルダンは建国以来、パレスチナ人が反イスラエル化するのを防ぐための米英の傀儡国であるが、フセイン政権が倒されるまで、隣の反米産油国イラクから、石油をほとんど無償(野菜との物々交換)で受け取り続けていた。イラクが混乱した今では、代わりにサウジから石油を安値(もしくは無償)で得ていると思われる。国際社会では、産油国から非産油国への政治的な石油の安値供給が各地で行われている。 −−−−−− 世界の石油取引のうち、どのくらいの量が非米価格で、どのくらいがWTIで売られているかはわからない。非米価格での石油取引は国家間の相対取引で、統計に全く出てこない。だが、すでに述べたように、世界の石油生産の大半を非米・反米諸国の国有石油会社が持っているのだから、少なくとも世界の石油取引の半分ぐらいは非米価格で売られている可能性がある。以前ベネズエラのチャベス大統領は「WTI価格で売買されている石油量は、世界の取引全量からみればごくわずかだ」と発言していた。 −−−−−− 原油の超高値は、ドルの安値の裏返しであるとも言える。ドルではなく金地金で石油を買った場合、石油の価格は大して上昇していない。 −−−−− つまり金を基準に考えた場合、石油価格の急騰(石油危機)は「ドル下落」のことである。 −−−−− -----(引用終り)-------------------------------------------------------------------- [コメント] この田中さんの記事も予測の一つだが、石油の問題は、地球上のどれくらいあるのか等の基本的な情報が公表されていないし、資源が一部の産油国に集中しているし、石油メジャー等の関係や取引市場が限られていて投機筋の投機資金の流れ等や先物取引での価格操作など不明朗なことが多すぎるように感じる。 ★人気ブログランキング★に参加しています。 |
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