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昨日、「ヘパリン製剤、国内メーカーが自主回収に関して」の記事を書かせていただいたが、医薬品の支那依存の実態について福島香織さんのブログの記事を見つけたので一部転載させて頂きます。 -----(引用開始)------------------------------------------------------------------- 【記者ブログ】薬の安全学再び:世界中の薬屋さんが中国無しに生きていけないって知ってた? ■ウォールストリート・ジャーナルで、中国産原料を使って製造した米バクスター・インターナショナル社の血液抗凝固剤(ヘパリンナトリウム)の使用で、患者350人以上に重篤な副作用がでて、4人が死亡した、という報道があった。中国産原料との因果関係のあるなしは不明で、まだなんともいえない。が、19日、中国外務省の劉建超報道官は初めて、この件について言及し、「米国側から通報をうけ、目下調査中」と説明した。「FDA(米食品薬品局)とは、ずっと良好な協力関係にあり、具体的的協力方法などは、(カウンターパートの)国家品質監督管理検疫検査総局に直接聞いてほしい」とコメントした。 −−−−−− ■この件自体は、ワシントン発の記事をまとう。だが、ちょっとこの個別の件を離れて、中国医薬・医薬原料産業の問題と、それに頼る世界の製薬企業について、今回のエントリーで紹介したい。 ■ペニシリン、ヘパリン、テトラサイクリン… 全部頼っています。 食と薬の原産国として、世界中の人々の健康は中国の手にゆだねられている?! −−−−−− ■もうひとつ例をあげるとペニシリン。中国はペニシリン工業塩という医薬原料の年間生産能力が2007年で7万トンある。ちなみに世界の年間需要は5万トン前後だから、中国のそれは、世界需要を遙かにうわまわる。つまり世界中で今使われているほとんどのペニシリンは中国製。以前は、ペニシリン工業塩をインドで二次加工していたが、最近はすべての工程を中国で行うようにかわってきている。 ■このほか、メタミゾール(鎮痛剤)、カフェイン、水溶性繊維とか、塩酸テトラサイクリン(抗生物質)といった医薬の原料は、輸出量、輸出価格に変動はあるけれど、中国が主要輸出国のひとつとなっている。中国の医薬・保健関連輸出は近年成長しており、2007年の貿易総額は386億ドル、うち対外輸出は245・9億ドル(前年比25%増)。中国はすでに世界最大の医薬原料・原薬輸出国なのだそうだ。日本で使われているお薬も、原料、原薬の部分で中国産が少なくないのでは? −−−−−− ■なぜ、そうなるか、というと製薬市場の生存競争は激烈で、値段が大暴落しているペニシリンや、薄利多売のメタミゾール、テトラサイクリンなどは、中国以外でつくってちゃ採算があわない。しかし、この薄利多売競争 低コスト化が、今中国国内でも多発しているニセ薬や劣化薬、生産過程管理ミスによる不良薬による薬害問題の背景でもある。 ■昨年夏ごろから、中国国内ではけっこう大問題になった上海医薬集団華聯製薬工場の白血病治療薬薬害事件の背景も、医薬品製造低コスト化が背景だったことが明らかになっている。69年の歴史ある国有企業の工場で、汚染物質が混入した薬がつくられ、最小5歳の子供を含む少なくとも193人が身体マヒなどの後遺症に苦しむ結果となったというこの強烈な事件は、中国国内では実にありがちな事件、ということで、発覚当時には、日本メディアはあまり関心を払わなかった。 ■けれど今年になって、その背景がわかってきた。世界の工場、中国における本質的な問題が、すべてそろっているような気がするので、南方週末(1月23日)の内幕記事を引用しながら、紹介しよう。事件を起こした薬はメソトレキセート、シタラビンといい、白血病治療につかわれる抗がん剤で、華聯工場はこの薬を数十年作り続けてきた実績があった。なのに、なぜ、今回、こんな事件がおきたのか。 −−−−−− ■さらに、問題なのは、中国の製薬現場では、一般に、完成品検査のときに、薬品濃度の合格不合格は検査するが、不純物混入を対象とした検査がされていない、ということだった。つまり、薬を特定してそれを対象しなことには、検査ができない、というわけだ。今回のメソトレキセート調査も2ヶ月たってやっと原因が判明したのは、専門家たちがこの問題で討論したとき、一人が副作用の症状がビンクリスチンのものと似ている、という指摘をして、ビンクリスチンを対象に検査してみたところ、それが検出されたからだった。 −−−−−− ■上海医薬集団のある行政官はこう語る。「衛生省関係者がいうには、国有企業で、なぜ、こういう事件がおきたか。それは、(医薬製造が)割に合わないからだ。点滴液一本分の利潤はミネラルウォーター1本も変えない程度だ。(コスト低化のために)いくつもの薬を同じ生産ラインでつくっている。うっかり洗浄が甘ければ、つまり汚染の可能性があるということだ」 ■おこるべくしておきた、薬害事件。しかし、こういった事件がおこりうる背景は、製薬分野にかぎらないだろう。食品、玩具、衣料、あらゆるメードインチャイナが似たような問題をかかえ、すべての中国メーカーがそうだ、とはいわないが、少なからぬ企業が、いつ健康被害事件などを引き起こしてもおかしくない要因を内包する。しかも、それが消費者の信頼がよせられている国有企業ブランドだったり、当局のお墨付きだったり、HACCAP認証を取得していたりする場合もないとはいえないわけだ。 ■この引用記事から読み取れる問題点を整理すると、 (1)低コストを追及するあまり、必要なモラル・責任感が失われ、マニュアル、規則違反がおこりやすい労働環境。 (2)問題が起きたときの対応の遅さ。原因究明の調査能力の低さ。 (3)(2)の背景としての、中央、地方、企業の連携のなさ。 (4)企業(ときに地方政府も)の隠蔽体質 (5)社会主義市場経済という特殊な市場経済の事情。国家の価格統制などの介入や、市場原理による低レベル企業淘汰機能の欠如など。 (6)消費者への保障システムの不備。 -----(引用終り)-------------------------------------------------------------------- [コメント] 転載したのは本記事の一部ですので、この引用だけでは全体の流れが分かりずらいかと思いますが、医薬品の世界も支那依存の状態、それは利益優先のコスト競争のためそれが行き着くところまで行っていて、支那国内でも割が合わなくなってそのために手抜き等の温床となっている。 世界で被害がでると注目されて問題になるが、実は一番偽医薬品の被害が出ているのは支那国内ということの様です。 これではいつまでたっても良くならない。 21世紀は何とかの時代と煽っていた方々がいますが、そうならない気が個人的にはします。 ★人気ブログランキング★に参加しています。 |
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ヘパリン製剤問題の続報です。
以前、ヘパリン製剤、国内メーカーが自主回収に関して 及び ヘパリン製剤問題に関連して医薬品の支那依存の現実 の2本の記事を書かせて頂いたが、日本国内では大きな問題になっていないが、アメリカでは死者も出て大きな問題となっているようです。 この問題のその後の情報が 大紀元 に掲載されていたので転載しておきます。 ...続きを見る |
本当のことが知りたい! そして日本の未来... 2008/04/20 11:14 |
ヘパリン製剤問題 : 日本にも問題になった原料が入っていた!
以前この問題で以下の記事を書かせて頂きました。 1.ヘパリン製剤、国内メーカーが自主回収に関して 2.ヘパリン製剤問題に関連して医薬品の支那依存の現実 3.ヘパリン製剤問題の続報です。 ...続きを見る |
本当のことが知りたい! そして日本の未来... 2008/04/24 22:48 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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こんにちは。中国に関しては、経済大国であるとの妄信が日本人にはあるようですが、現実的には発展途上国です。先進国の感覚からすると、大多数の国民がその日暮らしで、食うや食わずの生活を余儀なくされているというのが実体です。発展途上国からの原材料輸入にはそれなりのリスクが伴います。リスクを回避する術を持って、リスク管理をしながらつきあって行くべきと思います。 |
yutakarlson 2008/03/13 11:22 |
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